仕事・生活・趣味の一部の公開


by Jigenn
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カテゴリ:建築関係( 2 )

新住協から本が出版されました。
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by Jigenn.R | 2015-04-20 11:49 | 建築関係
最近、我が家の近所に立て続けで2軒、大手ハウスメーカーの住宅が建設されている。
施主は若い世帯らしい。間近でハウスメーカーの住宅を見る機会などなかなかないので仕事柄興味が湧き、ついつい観察してしまう。
それぞれに関し、気がついた事を書かせてもらいます。
最初は2×4系、有名女優のCMのメーカー。外壁は構造用合板にアスファルトフェルト+ラス網+樹脂モル+吹き付けタイル。通気層は無。万が一雨水が浸入したら即、構造体に影響するはず。通気層がない為、
この地域では問題ないのかも知れないが、壁体内部に入った湿気は排出されないと思う。
2階の軒の出が少ない為、冬は良いかもしれないが、夏は暑くて大変だと思う。OSBの複合梁は見た目にも美しくない。値段が安ければ良いが、我々の感覚からすると非常に高い。

次は、鉄骨系ユニット有名メーカーの建物。
実は、最近引き渡した住宅も、そこと比較された経緯がある。モデルハウスを安く譲ると云ったチラシが頻繁に入る会社である。
建て方の前日、床下部分に、縦横無人に200φ程度のスパイラルダクトが敷設されていたので工事の人にたずねて見ると、床下エアコンと熱交換型換気扇を接続するダクトだそうである。皆驚きますよと云っていた。それほど凄い。一応、基礎の立ち上がりには50mmの断熱が貼られているが、完成後、床下に入りメンテすることなど不可能である。
建て方の時、トラックで運ばれてきたユニットを観察してみると、メンテ不要と記載されてるタイル下地はサイディング(多分)を本体にビス止めされたL金具で留められている。L金具の為、組上がればその金具は鉄骨柱の間に入る為外せないのだ。金具がサビたらどうすんの?。ユニット間の外壁はシーリングで納められているので、シーリングは切れない前提になっているらしい。シーリングが切れて雨水が浸入すれば鉄はサビるでしょう。10年でシーリングは打ち直しらしいが、メンテ費用はばかにならないであろう。
断熱材もGウール10kg/m3程度の80mm程度の厚みしかない。外壁厚と鉄骨厚が同じであるので
ヒートブリッジも大変だと思う。0エネをうたっているので、屋根には太陽光パネル11kwが必需品の様だ。大量のエネルギーを使い、大容量の太陽光パネルを乗せ、0エネ住宅とは笑ってしまう。
カタログでは高断熱、高気密とうたっているが、Q値=2.1 C値=2.0cm2程度である。
これでは、現使用エネルギーよりも使用量が多くなるではないか。
電気,LAN,TV配線も組み込んであるものの、LANは我々と違い、直配線の為、完成後の変更は不可能だ。恐らく、あの設備+太陽光パネルで600万程度はUPしていると思う。
確かに、地震には強いかもしれないが、他は、全く参考にならない。
いまどきであるから、多分二つとも長期優良は取得しているとは思うが、一般住宅に課せられている
仕様と矛盾が多々あると思われるが、大手はこれで認定を受けているのだろう。
施主側の論理でなく、企業側の論理をCMでうまくごまかし売り込もうとする姿が見える。
残念なことに、国内の住宅の半分はこうしたハウスメーカーに市場を占有されてしまっている。
この鉄骨系住宅はメンテが不要な10年程度は良いであろうが、それ以後は汎用製品でない為、
維持費もばかにならないであろう。
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by jigenn.R | 2014-01-29 15:34 | 建築関係